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日別アーカイブ: 2025年1月16日

トントン日記~part1~

皆さんこんにちは!

株式会社境関養豚の更新担当、中西です!

 

皆様新年あけましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

さて今回から始まる

トントン日記~part1~

ということで、これから養豚に関する雑学講座をお届けします!

今回は食品ロスに関する取り組みについてご紹介します!

 

現代社会における食品ロス問題は、環境問題や資源の浪費に直結しています。日本では年間約570万トンもの食品ロスが発生しており、これは国民一人あたり毎日約136gの食品が無駄になっている計算です(農林水産省データ)。この膨大な廃棄食品を有効活用し、循環型社会を実現するための一つの革新的な解決策として注目されているのが、「食品ロスを養豚の餌へと変える取り組み」です。この取り組みは、単に廃棄物を減らすだけでなく、持続可能な畜産業と食品産業の実現にも寄与します。


食品ロスが抱える課題

食品ロスの多くは、家庭や飲食店、小売店、食品加工工場などから発生しています。その中には、消費期限や賞味期限が切れた食品、見た目や規格外で市場に出せないもの、調理過程で発生した端材などがあります。このような食品が焼却処分や埋め立て処分に回されることで、温室効果ガス(特にメタンガス)が発生し、環境に悪影響を与えるという問題があります。

さらに、食品廃棄には高い処理コストがかかるため、経済的な負担も大きい状況です。一方で、世界的に食料不足の問題が深刻化しており、食料を無駄にしている現状と矛盾が生じています。このような課題を解決するために、「食品リサイクル」が注目され、その中でも養豚の餌として活用する取り組みが急速に広がっています。


養豚業における食品リサイクルの仕組み

食品ロスを養豚の餌にするプロセスは、単純な流れであるものの、多くの技術や工夫が活用されています。一般的なプロセスは以下の通りです:

  1. 食品廃棄物の収集
    食品工場や飲食店、小売店から発生する廃棄食品を専門のリサイクル業者が回収します。この際、食肉や油分、塩分などのバランスを考慮し、豚に適した餌として再利用できるものだけが選別されます。
  2. 加熱処理・乾燥
    集められた廃棄食品は、衛生面を考慮して高温加熱処理が施されます。この処理により、病原菌の発生を防ぎ、餌としての安全性を確保します。その後、食品は乾燥させられ、ペレット状や粉末状の餌に加工されます。
  3. 養豚場での活用
    加工された餌は養豚場へ運ばれ、豚の健康を考慮して他の飼料と適切にブレンドされます。養豚場では、この「リサイクル飼料」を活用することで、従来の飼料コストを削減しつつ、食品廃棄物の再利用を実現しています。

環境面・経済面でのメリット

食品ロスを養豚の餌に変える取り組みには、以下のようなメリットがあります:

  1. 廃棄物の削減と温室効果ガスの抑制
    食品廃棄物を焼却や埋め立てで処理する代わりに、再利用することで、廃棄物の量を大幅に削減できます。また、これにより廃棄物処理の過程で発生する温室効果ガスを抑える効果も期待できます。
  2. 資源の有効活用
    本来捨てられるはずの食品を餌として再利用することで、食品廃棄物を「資源」として捉え直す循環型のシステムが実現します。これにより、食料生産における新たな資源投入が抑えられます。
  3. 養豚業のコスト削減
    リサイクル飼料は、従来の穀物主体の飼料に比べてコストが低いため、養豚業者にとって大きな経済的メリットとなります。また、飼料価格の安定化にも寄与します。
  4. 地域経済の活性化
    食品リサイクルの取り組みを進めることで、廃棄物処理業者や養豚業者、食品業界が協力し合い、地域全体の経済が活性化する可能性があります。

課題と今後の展望

一方で、この取り組みには課題も存在します。例えば、食品廃棄物の衛生管理や、リサイクル飼料の品質安定化が挙げられます。また、リサイクル飼料の使用に関する法規制の整備や、一般市民や企業の理解促進も重要な課題です。

今後、この取り組みをさらに普及させるためには、技術革新と制度整備の両輪での対応が求められます。たとえば、IoTやAIを活用して廃棄食品の収集や選別を効率化する仕組みの開発や、リサイクル飼料の栄養価を向上させる研究が進むことが期待されます。

また、企業や消費者の意識改革も必要不可欠です。食品業界が積極的に食品ロス削減に取り組むことや、消費者が「もったいない精神」を再認識し、食品を無駄にしない生活を送ることが重要です。


結論

食品ロスを養豚の餌へと変える取り組みは、食品廃棄物という社会問題を解決するだけでなく、環境負荷の低減や持続可能な社会の実現に向けた鍵となります。この循環型のモデルは、地域経済の活性化にもつながる可能性を秘めています。私たち一人ひとりが食品ロスに対する意識を高め、こうした取り組みを支持することが、より良い未来への第一歩となるでしょう。

 

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